2009年09月02日

鳩山論文(その2)

「鳩山論文(その1)」と題した記事を投稿した。
http://worldconspiracies.seesaa.net/article/126889263.html#more

鳩山論文の主旨を噛み砕いて説明することによって、鳩山ドクトリンというべきこの論文に含まれる矛盾を浮き彫りにし、限りなく、その意味するところ(隠されたメッセージ)を現実に即して解釈した。これにより、今回の民主党の躍進(自公連立の敗北)と鳩山論文が、ある壮大な計画の完遂に寄与するものであるという見解に説得力をもたせることが出来た(と思っている)。

しかしながら、自民党政権が長らく続いてきたことによる利権や腐敗について、また二大政党制の確立の有効性については理解を示していると断った上での論考であるとはいえ、漠然と、開国時から日本の政治が危機回避的な政治を余儀なくされてきた中で不本意な意思決定を重ねてきたという議論にとどめてしまった結果、民主党に対する批判的要素がやや色濃くなってしまったかもしれない。これは必ずしも本意ではない。
_____________________________________________________________

私は特定の政党を支持しない。そもそも、主権者たる唯一の担保である選挙権を「行使」するということは、日本国としてなすべき議論を付託するだけの政治家や政党は皆無だと公言している私にとっては、「放棄」に等しい。さらに付け加えていえば、現代日本の政治制度そのものの妥当性を問うべき時にきているという持論に変わりは無い。
__________________________________________________________

以下、鳩山論文の意義について論じてみたい。

鳩山論文は「対米追従」はもはや日本の国益にかなうものでは無いという問題意識を提起している。敗戦国日本が「良き敗者」である必要はもう無い、と。「北朝鮮」を脅威にするなどして、極東アジアの結束を壊すことによって利権を守る「米国」に別れを告げ、統一教会や創価学会が飢死寸前の今こそ、東アジア共同体をつくれば全てうまくいくじゃないか。・・・という論説を導く伏線となるものであると私は断じる。

したがって、軍事のみならず経済や文化的な要素も含めた包括的安全保障上の見地から考えてみれば、鳩山論文の提起した問題意識は国際社会における日本のポジションを大きくシフトさせるだけの意味があるといってよい。

しかし、だからといって敢えて極東アジアのゴロツキ国家とでもいうべき中韓と安全保障のみならず経済においても共同体となるべきとするのは、短絡的と言うほかない。というよりも、そのような(既存の)シナリオへ予定調和的に導く上であまりに拙いものであったと評するべきであると私は思う。

(もっとも、中韓の政治的変動について掘り下げることなく軽々に判断すべきことでもないし、また鳩山論文が逆説的なメッセージであるかどうかについては論証の余地があるのだが。)

いずれにせよ・・・「鳩山論文(その1)」で述べたとおり鳩山氏の主義主張が日本の国益のためになすべき議論に発展しているかといえば、決してそうではなかった。また、それだけの議論を可能とするだけの下地があるかといえば保守と自称する者が声をあげているだけで、決して十分とはいえないのが現状だ。

国際社会の中で、日本の国益を守るためにはアメリカとくっつくべきか、中国とくっつくべきかという議論をしても意味が無い。どっちとくっついても「ご主人様」は変わらないからだ。ただ、その意向にそうだけ。選択肢は無い。

多種多様な利害がぶつかるところではあるが、「日本が米国の属国であるにせよ、そうでないにせよ」「政権が自民党であれ、民主党であれ」「東アジアの懸念が北朝鮮であれ、台湾であれ」・・・その行く末は、「神」(を自称する者たち)のみぞ知る・・・というわけだ。それを、鳩山氏本人はよく理解している。

ユーロ、北アメリカ、東アジア、アフリカや南アメリカなど世界の各地域で緩やかなブロックを形成する意味を少し考えてもみれば、国連主義に走り、環境ファッショを上品に喚き散らかす鳩山氏の立ち振る舞いは、日本国の独立自尊を願う私にとっては甚だ迷惑極まりないものである。

(以下、蛇足)

しかし、鳩山論文が「彼ら」に対する単なる媚び諂いの申し入れとなるか、あるいは挑戦状となるかは、実は、我々日本人が決めることなのだ・・・。日本は、外圧により倒幕派と攘夷派に分裂をはじめてから、混迷の中で外国資本を取り込むことで、国際社会の荒波に漕ぎ出していった。しかし、その過程を経て、近現代の尊王思想が確固たる地位を失うことがなかったのは、幸運であった。そして今、皇室の価値が問われ、そのルーツが解き明かされようとしている・・・。


hatoyama.jpg MWKjewel.jpg
                          ↑目潰し↑

absolute providence not asahi pentax.jpgimg115_ilminati.jpgununibuilding.jpg
民主党本部&アサヒペンタックス(Absolute Providence) 国連大学@青山
posted by 精神の貴族 at 13:16| Comment(0) | TrackBack(0) |  鳩山論文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/127045339

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。